けん引二種攻略日記となります。自分なりの注意点・ポイントとなる攻略法をまとめて書いておきましたので御参考程度に
参照:File:Mercedes-Benz O530 CITARO-G Gifu Bus 0001 Side.jpg - Wikimedia Commons
けん引二種とは
知らない人の為に書いておくと、大特二種と並び試験場での一発試験でしか取得出来ない運転免許で、この免許で運転できる車は日本に数台しかないのに存在するという何とも不要な免許なのである。まあだってこんなヤベーバス運転するとか怖すぎでしょ!
私が受けていた時には「仙人、長老etc」多種多様な仇名を欲しいままにしていた、最低でも18回以上落ちているという噂の御仁もいらっしゃいましたね…
他にも、中々マニアック且つ変わった人がいて、国家資格を取りきるという限界に挑戦している凄い人もいました。 それも既に110個くらいとってるという強者!眼力が常人のソレでは無かった。
もしも興味を持った方は是非挑戦してみて下さい。99.9%の人にとっては無駄な物ですが結構面白いんで!
攻略日記
2016年11月某日。府中試験場にてけん引二種免許の予約を終える。月・水・金曜日がけん引二種試験日とのこと この時は予約しに行った翌日でも予約が空いていた。
試験コースはA・Bと二種類あり、Aが右バック、Bが左バックという違いになっている。基本的な難所はバックくらいなので他は大差ない仕様となってる次第です。当日試験場待合室に着けばどちらのコースを走るか書いてあり、室内後方には各コースの地図が貼ってあります。
二種試験の合格点は80点で減点方式(一種は70点というだけで他は使う車両も何もかも一緒)。どこで減点されるかは試験前に渡される紙に書いてある
20点減点・10点減点・5点減点・一発outの4項目だったかな、たしか
1回目の試験 落ちる
11月終わり頃に初めてけん引二種試験を受けにいく。本日はBコースということで左バック。ベテラン受験者2名の方曰くBコースの方が楽らしい
今回けん引の受験者は7人いてその内2人が合格という結果。私は4回の切り返し失敗で即アウト
そういえば試験を受けるに当たり参考にしたサイトでは、車種が日野と何かと書いてあったが、俺の時はISUZUのみだったということを除いて試験内容に違いはなさそうだったです。この日は、「・797」のISUZUのヘッドに、荷台は「・・・6」だった。このヘッド、ブレーキの遊び部分が多く個人的には扱い辛く感じる次第です
で、落ちた私が言うのもなんですけど、試験に備えて事前のイメトレなんてしようがないし、コースの下調べの為に日曜コース開放に行くなんて対策も必要ないと思います。そんなもんけん引車じゃないならするだけ無駄です。あくまで自分の技術と感覚を信じるのみ
2回目の試験 Aコース右バック 落ちる
1月某日午後。前回から一ヶ月以上間が空いてしまったので、とりあえずまた感覚を掴むところから始まるだろうという想いを胸に突撃。
今回はAコースということで右バックということになりました。やっぱり左バックより簡単だなという感触です。まあ失敗したけど
他の受験者の方(10回目や7回目といった猛者の方々も)残念ながら落ちた模様です。
とりあえず落ちたらすぐ次の予約ということで、二日後に申し込みました。
3回目 1月某日午前。Bコース左バック
方向変換失敗で速攻終わる。少し心が挫けそうになる。とりあえずトレーラー部分が流れすぎたという事実を忘れないようにしとく
3回目にして思うが、他ブログでみた車種による特徴で運転の違いが云々~というのを見て自分の上記1回目の試験レポートでもISUZU「・・・6」とか書いてみたが、そんなことで大した違いはないと思う。そんな細かい違いを感じられる程運転うまくないし、試験の緊張感でそんなこと考えてもいられなかった。
とりあえず、この日も見慣れた顔ぶれ(18回目11回目8回目といったベテラン達)
これはいよいよこれくらいの回数受けなくてはいけないのでないかという不安がよぎり始める。次は約二週間後に予約を取る
4回目 1月某日 午前 Bコース左バック
左バック…1度もポケットに入ったことがないので今回は練習だなと諦める。
まさかの 合 格 ! !破茶滅茶嬉しい!
入れたことないポケットにも上手く入り、切り返しも真っ直ぐにする為の一回だけで済んだ。方向変換上手くいったことで浮かれないように気持ちを引き締めて残りをクリア
注意された点は、4速50km出してからのカーブ、カーブでは徐行なのでギアを2速まで落としたらそれは無いよとご注意。
合格した運転方法(俺版)
1.車両周囲安全確認して、後方確認して車両に乗り込み、必要無くても必ず座席位置ミラー等の確認作業をする。
2.運転席側の窓を開けとく(踏切で窓を開ける作業を短縮する為)、そしてシートベルトをしてギア(Rに入ってる)をニュートラルにしてエンジンを掛ける
3.教官に話し掛け試験スタート。まずは直ぐさま右合図をだして後方確認してから発進する。最初は慣らし走行と言われているが、標識やルールは守らないと減点対象
4.ここからは指示されたコースを走るだけとなります。
そしてここで自分なりのポイントとなるところを書く
- 踏切で一時停止したら、渡った先の道路の左右から他の車が来ないかを要チェックする!もし車がいたら兎に角その車が通り過ぎるまでひたすら踏切で待ち続けること。これは踏切渡った先の道が優先道路になっているので、鉢合わせて止まることになると牽引車のトレーラー部分が線路内に残ることになり即不合格となっちゃうらしいです。(★超重要・↑こんな風に書いてしまいましたが、どうやらここの踏切内にトレーラー部分が残ることは無いらしいです。なぜ発覚したかというと、この記事のコメント欄で、同じ合格者さんの体験談からご指摘していただきました!これにより一つ注意事項が増えます。この踏切の件、何故自分がそう思っていたかというと、初めて試験に臨んだ際に他受験者の方から、「踏切はこうだから気を付けた方が良いよ」とアドバイスをいただいたのです。それで実際に私の場合、その場面に遭遇したことが無かったのでそういうものなんだなと思い込んでいました。なのでもはや自分自身で確認しようないのですが、そういうことらしいです。なのでこのブログのせいで不安になってしまった方は、その時いる受験者や教官の方にどうすれば良いのかきいてみてください。ご迷惑をおかけしてすいません)
- 坂道の頂上付近は徐行である
- 方向変換に関しては俺の場合、まず下図の中央線に車の先端を合わせる→次にハンドル半回転でバックを始める→カーブで後ろタイヤが縁石になるべく沿うよう微調整をしながらも縁石に当たらないようにする→縁石をクリアしたら次はヘッドのタイヤが前の縁石に当たらないように、そしてジャックナイフにならないように微調整を繰り返しながらポケットへ入るようにする→とりあえず見た目雑でも方向変換出来ればいいのでヘッドとトレーラーが真っ直ぐになったら教官に言う→方向変換終わり
この絵は方向変換の場所を描いてるつもりです。中央線は濃い線の部分
- 50km出すところで4速ベタ踏み全開で、カーブに差し掛かったら3速徐行(ここで2速に入れたら注意された)
- S字は慎重にやればまず引っかかることはないと思う。事前の情報だと道幅がやたら狭いや悪魔が潜んでいるやと聞いてたせいなのかはわからないけど、結構広いじゃないかという感想を持つ。というか普通だと思う。とはいえS字でミスって終わった人もいたので油断しすぎないように
- 最後はポールに車を合わせて、エンジン切ってギアをRに入れて、後方確認をして車を降りたら終了となります。
ちなみに、コースの事前確認は一切必要ありません。教官が指示した道を走るだけなのでそんなこと知っといたからって何も役に立たない。それどころか労力の無駄となります。事前にしておけば役に立つのは、先人の受験者達が何処でどういうミスをして落ちたかというポイントを知っておくくらいです。
あと、日野が何やいすゞが何やと車種による癖が〜〜と書いてる人もいますが、4回乗った感想としては何か違いがあるようには感じませんでした。なのでそんなことに気を使える程の運転上級者でもなければこれまた労力の無駄になるとおもわれます
安全確認のやり方が不安な方は↓を参考にしてください
【警視庁運転免許本部お墨付き】教習所(車)での安全確認手順(方法)右左折とか - マヨウイズムブログ
午前中に受かると大体午後1時に免許証の交付となるようです。それまでは写真撮ったり何だりしたら後は暇な時間を持て余すこととなります
落ちたら落ちたでどこがどう悪かったのかという点を忘れずに復習して、どう改善するかを考えれば受かると思いますので頑張ってください
とりあえず、けん引二種ゲットだぜ!!!
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