NISAもiDeCoも国が推奨している制度の名前です。すこし雑に言うとインデックス投資という投資手法により得た利益に対して本来掛かるはずの税金を控除してくれたり、年末調整で還付という形で節税されてくれたり「皆さんすこしでも多くお金を稼いでください」という国が推奨している制度のことです。
要は老後資金の捻出が年金だけじゃ厳しそうなので、個々人で用意してくださいというメッセージだとも受けとれます。ただし投資という性質上どうしても元本割れのリスクがゼロだというわけにはいきません。
それなのに制度を活用しなければしないで老後2000万円問題という言葉が流行った程度には心配が残るし、活用したらしたで元本割れのリスクがゼロではないのがNISA(ニーサ)でありiDeCo(イデコ)ということになります。
本記事でこれらの制度を紹介する理由は、仕組みを理解して制度を扱えれば、自分自身の人生を金銭面において少しでも良くできる可能性が高くなると思うからです。
ただし投資は自己責任です。知識を付けリスクを理解した上で制度を活用するかどうかは自分自身で決断しましょう。
NISA(ニーサ)とは
NISAとは株式の売買や配当で生じる利益に対して本来課税されるはずの税金分を非課税にしてくれる制度のことです。
NISAは「一般NISA」と「積み立てNISA」の2つの制度が用意されています。それぞれの違いは年間投資額の上限、投資対象商品がある程度絞られていること等々の差が有ります。
初心者の方あるいは生活資金捻出のために始める方は積み立てNISAを選択すべきです。一般NISAは中上級者向け。
iDeCo(イデコ)とは
別名・個人型確定拠出年金と言われています。将来のために月々の掛金を設定し積み立てていく個人年金になります。
基本的に積み立てているお金の出金が60歳までできません。ですがこれはiDeCoでする投資の性質上起こりえるであろうミスから資産を守り損させないためにある初心者のためのルールのようなものなので有り難いルールなくらいです。おまけに掛金に比例した金額を節税させてくれるという制度上の強力な後押しがあります。
とりあえず自分がどれくらい節税できそうかを計算してみると楽しいです ➡︎ かんたん税制優遇シミュレーション|イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会